13日(金)アトリエ平通にて、講座「多田銀銅山と平安製錬所」を開催しました。毎年12~1月に平安家に伝わる鉱山図屏風を展示していますが、今回初めて講座を実施し、16名の皆さんが参加されました。
講師は川西市教育委員会社会教育課の朝井主査です。
朝井さんが、パワーポイントを使って様々な画像や絵地図、資料をもとに、多田銀銅山や平安製錬所、地域の山下・下財町の歴史、銅の製錬の仕方、国崎地区の間歩(採掘抗)の調査、そして鉱山図屏風について説明され、皆さんも熱心に耳を傾けておられました。最後には次々に質問が出るなど関心の高さが伝わってきました。
<明治時代の平安製錬所 山下・下財町の貴重な写真>
<国崎地区の間歩(採掘抗)調査の様子>
会の後、平安邸に展示している鉱山図屏風を朝井さんの説明のもと見学しながら、鉱山の採掘や製錬の様子が細かく丁寧に描かれた絵に見入っておられました。
日頃から多田銀銅山や鉱山の採掘、平安製錬所に関することなどに興味関心や知識を持っておられる方もおられ、今回学ぶ機会をもつことができて良かったと思います。