4年生が2年生にプログラミングを伝授しました

 

本校では、日頃から何かと異学年交流をしています。

 運動場で休み時間に自由にドッジボールやサッカーをしたり、鬼ごっこをしたりという自然な異学年交流も日常的にあります。異学年交流というよりは、学年関係なく一緒に遊びまわっているといった方がぴったりなのかもしれません。掃除時間も1年生の担当場所を中心に、上の学年が下の学年の掃除を一緒にやっている姿をよく目にします。

 授業としての意図的な異学年交流も今年度は盛んにおこなわれています。みどりっこ同士の異学年交流もよく行われていますし、先生同士の授業の見せ合いっこもよく行われています。同じ学年の先生同士は勿論のこと、同じブロックの先生や違う学年のブロックの先生が気楽に他学年の教室に入って、授業を見ていくことも普通に行われています。

 

 

「みどりっこは、全教職員で見ていく」ということを本校では徹底しています。

したがって、Q-U結果等の情報や各担任や専科の先生、養護の先生、「ほのぼのルーム」の先生など、あらゆる先生方の見取り、気になるみどりっこのこと等を全教職員で1か月に1回以上はしっかりと共有する場を持っています。そのようなことも影響してか、特別感なく自由に普段から異学年交流がみどりっこも、先生方もできていると感じています。

 

 本日は、2年生の教室をのぞいた時に、4年生のみどりっこが来ていて、何やら熱心にプログラミングの学習をしていました。

 4年生が、2年生にわかるようにパワーポイントを用意してきて、その映像を映しながら、黒板の前には全体に授業を進めるみどりっこが2名いて、「次は〇〇をして下さい。4年生、バックアップをよろしく」などと言いながら、仕切っていました。その他の4年生は、2年生一人ひとりの横について、責任をもってフォローしていました。なかなか上手に教えていました。2年生も大喜び。次々に4年生に「今度は、にゃんみーちゃんが○○できるようにしたい。どうしたらいいの」等とアイデアを次々に伝え、2年生と4年生が一緒になってプログラミングを考えていました。

 

 どちらの学年の「学び」にもなるし、学年としての自覚も育ちます。和やかで温かい雰囲気も醸成されます。なかなか良い光景です。2年担任に聞いたところ、4年生がプログラミングを2年生に教えに来てくれたのは、2回目ということでした。

 

 このように、学級や学年を超えた「新しい学び」を今後も意図的に推進し、みどりっこ自身が主体性や当事者意識をもって学び、自身の「自立」につなげていってくれればと考えています

 

 小学校教育でみどりっこ一人一人が豊かな学びを経験して、更なる飛躍につなげてくれることを夢見て、今後も教職員みんなで力を合わせて、「みどりっこは、全教職員で見ていく」ことを徹底していきたいと考えています。