3年2組の3校時、算数の授業は大盛り上がり。分数の足し算を考える授業です。「1/5リットルの水と2/5リットルの水を足すと何リットルになりますか?」という課題についてみんなで意見を発表しています。おもしろいのは「なぜ3/10にならないのか。」という発問になっているところ。「分子を足す(1+2)のだから、分母も足す(5+5)んじゃないの?」と、担任の先生が子どもたちの間違いやすい疑問を、あえて課題に設定しています。
「わかった!」「最初はボクも間違えてたんよね。」などと口々に話す子どもたち。でも意外と説明するのは難しいものです。「これ、簡単やわ。」という強者もいましたが、たしかにメスシリンダのような容器を使えば、「3/5」というイメージはつかみやすいですよね。
感心したのは発表者が前に出て説明するにもかかわらず、たくさんの児童が手を挙げているところ。難しい課題でも間違えを恐れず、自分の考えを述べるのが大切です。今年度の目標「学び合い」のあるべき姿の一つですね。分数などの難しい計算が入ってくる中学年の学習、みんなで学び合いながらしっかり定着を図っていきたいと思います。