本日、旧平安邸主屋の屋根の棟の両端に設置されている二つの大きな鬼瓦が、修繕のために取り外されてクレーン車で降ろされました。
鬼瓦は厄除けや装飾が目的で備えられ、雨仕舞いの役割も果たし、大きな家では象徴的な存在になっています。
数日前からのし瓦を除いて、鬼瓦を取り外す作業がされていました。
今日はそれぞれ五つに解体された鬼瓦を、クレーンで順に降ろしていきました。
波の模様が施され、とても大きく重い鬼瓦を、業者の方が元の形に組み合わせ、鉄の棒も差し込んで作っていかれました。
取り外された鬼瓦は、新たに復元するために一度持ち出して制作されて設置されることになっています。