学校の様子

1月17日 避難訓練

今日は1月17日です。大きな被害をもたらした阪神・淡路大震災から29年を迎えます。今、小学校に通っている児童は、当然のことながら実際には体験してはいませんが、学校で学習したり、テレビの映像で見たりして、知識としては知っています。また、今年の元日に能登半島で起こった地震は、2週間以上たった今も大きな余震が続き、報道されています。地震は、いつ、どこで起こるのか予測がつかないので、普段からの備えが誰にとっても大事であり、今日の避難訓練も「もしも」の時のためのものです。言うまでもなく、「もしも」のことが起こらないことが何よりも望ましいのですが、東南海を中心にした地震は近い将来に必ず起こると言われていますので、減災のためにも訓練を続けることは有効です。

  訓練の時には、壁や天井が崩れるわけではなく、ガラスも割れていません。運動場にヒビが入ったりもしません。もし、大きな地震が来れば、それまでの「当り前」が「当り前」でなくなってしまいます。電気もガスも水道も自由には使えず、トイレも我慢しなければならない状況になってしまいます。いろいろな権利の制限を受けることも考えられます。学校も学校としての機能を失うかもしれません。やはり大災害は起こってほしくないですね。しかし、びくびくし続けるわけにはいきませんので、備えをしっかりして、自分の命を自分で守る、そして助け合って近くの人の命を守る、そんなふうになってほしいと願っています。

 

 能登半島地震で被災された方々の笑顔が戻り、29年前に被災された方々の心の傷が癒え、地震の記憶を風化させずに、今生きている方々の命を守っていくことが、残された私たちの使命だと思います。

児童は乾パンを僅かながら持ち帰ります。賞味期限は長くは無いので、ご注意ください。一部、乾パンの代わりにアルファ米を持ち帰っている児童もいます(アレルギー物質27品目不使用)。

 

 

避難訓練の前に食べた今日の給食のメニューは震災にちなんだものとなっていました。おむすびの日に合わせて味付け海苔があり、各クラスにラップも配られました。予定では海苔は無償提供のものが使用されることになっていると献立表に書いてありました。また、乾物を利用した切り干し大根の煮物、炊き出しでよく選ばれる豚汁もありました。被災直後は温かい食べ物がなかなか手に入りません。ボランティアの方々が調理してくださることもあるでしょう。今日、給食が当り前のこととして、食べられることにも感謝です。