離れ・蔵の屋根・壁・地桁の修復工事

離れ・蔵の屋根の瓦葺きや壁の補修工事が進められています。

 

屋根のサラシ葺きでは古くなった銅板に代わって、銅板の色合いに似せたステンレス鋼板が取り付けられ、

野垂木に取り付けられた構造用合板と瓦桟の上に、新しい淡路土の古代いぶし瓦が美しく葺かれています。

 また、蔵の土壁の補修も行われています。

古い漆喰を取り除いて、砂を混ぜた砂漆喰で下地調整を行っています。今後、段階を経て漆喰の仕上げ塗りをしていきます。

 

漆喰は防火性や調湿性に優れ、消石灰やスサに、つなぎとなるのりを混ぜて時間をかけて炊いて作るそうです。

離れの室内では、廊下の地桁(じげた)を取り付けるための準備が行われています。

地桁と柱の留めつけ部の仕口(しくち)の加工をしています。

 

古色が塗られ、完成した地桁が取り付けられました。

丁寧な作業が続けられています。