先日、野球部の生徒がグランドでカメを捕獲しました。近隣のお宅でペットとして飼われていたものが逃げ出したのかと思い、警察に届けました。しかし、警察にはどこからも届け出はなく、学校に戻ってくることになりました。
もし仮に、この亀が外来種であれば、逃がすと生態系に影響を与える可能性があるので、写真を須磨水族館に送り調べてもらうことにしました。すると、このカメは日本固有種のニホンイシガメであることが分かりました。後日、カメは野球部の生徒の手で猪名川へ放されました。
そのことを須磨水族館に連絡すると、お礼のメールが届きました。ニホンイシガメは、主に外来種のアカミミガメ(通称ミドリガメ)との競合により数を減らしているそうです。「地元の皆さんとともに守っていきたいカメなので、そのことを知ってもらえてよかった」とのことでした。(ミドリガメは飼えなくなっても川に放してはいけないことも分かりました)
それにしてもこのカメ、どこをどのように通って中学校のグランドまで来たかはわかりませんが、心優しい生徒に見つけてもらって、本当によかったと思いました。