3年生の廊下には、3年生の生徒一人ひとりが書いた「今年の漢字」と「受験生川柳」が掲示されています。
「受験生川柳」は、全クラスの作品を読んで回っても飽きないくらいの傑作ぞろいです。東谷中生のセンスの良さに感心します。思わず笑ってしまうものもあれば、深刻さが伝わってくるものもあります。我々も同じ経験をしているだけに、世代はずいぶんかけ離れていますが、共感してしまいます。
いつも明るい生徒たちを見ていると、それほど深刻そうには見えませんが、心の中は不安や焦りが渦巻いているのかもしれません。
川柳の中には、家族が登場する作品がたくさんあります。皮肉っているものもありますが、親が誰よりも心配してくれていることは、本人が一番よくわかっているのだと思います。