3校時の3年2組は大盛り上がり。グラウンドで体育の授業、単元は「ポートボール」です。とはいっても、ポートボールはなかなか難しい動きがたくさん入っているスポーツ。すべての動きを習得するのは3年生にとってまだまだハードルは高いので、学級担任が工夫して、ドリブルを無しにしてしかもミニサッカーゴールに投げ入れる形にルール変更。まずは味方にパスをして走ること、つまり「パス&ラン」の練習です。
味方にパスをする…と聞けば簡単そうですが、味方一人一人に相手チームのメンバーがくっついてディフェンスするのですから、パスを受ける児童も敵のいない所に動かなければなりません。これがなかなか難しい。なかには一度自分がボールを持つとなかなか離さない強者もいて、攻守が目まぐるしく変わります。バスケットボール経験者としては、「まだまだ上達するまで、練習が必要やな。」なんて思って見ていましたが、子どもたちはそんなことを一向に気にする様子もなく、口々に「私らのチーム、気合入ってんな!」「絶対、負けんとこな!」と大きな声で話していて、意気軒高の様子。
「好きこそ、ものの上手なれ」という言葉があるように、考えてみれば意欲をもって楽しくスポーツすることが、上達するまでの絶対条件です。「たくさんの子どもたちが、このボールゲームを好きになってくれれば、それが一番。」なんて思いながら校舎に戻りました。