「あのね、お皿洗うところつくりたいねん」と、カフェ屋さんの店員になっていた5歳児のお友達が言いました。
「一緒に材料探しに行こうか」と、教師が提案すると、「うん」と言って教師と一緒に倉庫に探しに行きます。
大小の段ボールを一つずつもってきて、「こんな感じかな?」と積み上げて見せると、「うん…そんなん…」と言いながら、ふたを開けたり閉めたりして眺めています。
「あと、あれがいる。あの、水がジャーって出る所」と言うと、隣にいた別のお友達が「ああ、蛇口ね」と相槌を打ちます。
そこからは子どもたちの力でできると思い、教師はその場を離れます。
しばらくして様子を見に行くと、なんと蛇口がついていました!
お客さんに食べ物を出す時に使ったお皿を洗っています。
実際に見たことや体験したことをもとに、遊びの中で再現しようとしています。
その思いが実現できるように、教師は日々の遊びを支えています。
子どもが自分でできることは信じて任せていくことが大切で、『自分で考えた』『自分でできた』という満足感や自信につながっていくと思います。