せんせ~い。トマトが赤くなったから持って帰っていいですか」「いくつ赤くなったの?」と尋ねると「ふたつ」と返ってきました。「持って帰るのはいいんだけど、ふたつしかないからね。困ったな~。どうする?」と話をしていたところに、傍で見守っていた担任が「そうだね。ちょっと考えよう」と声を掛けました。
クラスの子ども達のマークを集め数えると「15人いるんだ!」ということがわかりました。「そうだ!トマトを切ってみんなに分けたら?」「それもいいんだけど、トマトは汁があるからね」「じゃあ今日は私と○○ちゃんが持って帰るから、明日はこの二人が持って帰って帰ったらいいんと違う!」と切り分けたマークを二つずつ分け始めました。
「みんなに知らせに行くわ!みんな~あつまって~」と園庭をまわりながらクラスの友達に声を掛け、みんなが保育室に揃いました。早速決まったアイデアを説明します。
みんなも「ふんふん」と聞きながら納得をした様子。明日からも2つずつトマトを持ち帰ることになりました。予定通りにトマトが赤くなり続けるといいのですが
一つの場面ではありますが、子ども達の中で問題を見つけ、試行錯誤しながら解決をしていく力が感じられました。入園して2か月でも友達同士のかかわりが深まり始めていることもうれしく感じました。