2学期も今日を含め2日間となりました。6時間目には全校生で4ヶ月間お世話になった校舎を丁寧に大掃除をしました。普段の15分間では、なかなか手がまわらない所まで雑巾がけをしたり、窓ふきをしたりするなど取り組んでいました。外掃除は落ち葉も多く苦戦していましたが、終わる頃にはすっかりと掃き終りました。放課後は教室では整美委員を中心にワックスがけを行い大掃除の終了です。お疲れ様でした。

　さて、今日は5時間目に1年生対象に進路学習の一つである「先輩の進路に学ぶ」として、多田中学校卒業生であるオペラ歌手の上田祥子さんに来ていただきました。上田さんはプロの歌手として大きな舞台をはじめ、地域の文化祭にも出演するなど多方面で活躍をされています。なかなか個人では親しむ機会が少ないオペラの楽曲を生で聴かせていただいたり、音楽家としてのお話や「オペラとは？」と話をしていただきました。「エーデルワイス」「アベ・マリア」などを歌唱された場面では、マイクを通さない生のソプラノの声に生徒も聴き入っていました。そして、後半は合唱曲「COSMOS」を曲の成り立ちからお話をしていただき、学年合唱として全員で取り組みました。初めは声を出すことにも抵抗がある様子でしたが、美しい女子のソプラノやボーイソプラノの声が伸び始めると、女子のアルトや男声パートも声量が大きくなり、次第にハーモニーとなって聴こえてきました。最後は「COSMOS」の曲名通り、宇宙の広さを感じる合唱曲になりました。上田さんからは「音楽は人間にしかできない高尚な遊びです。動物にはできない、人だからできる遊び、人間にできることです。」とお話をされました。最後は、生徒代表からお礼の言葉をお伝えしました。また、学年主任の先生からは「学年みんなで取り組むと、こんな素晴らしいこともできる。」とお話があり、合唱を聴いていた先生方も生徒のみんながどんどん上手くなっていく様子に嬉しい気持ちになりました。
　　　　　　　　

合唱曲「COSMOS」の伴奏者は希望者が4人もあり、その中でオーディションをし決まったそうです。練習に取り組んでくれた生徒の皆さん、ありがとうございました。