落ち葉が道に広がり、木々は寂しい枝ぶりになっています。校門前の桜の木も、これからの寒い冬に備えています。
　今日は、1年生を対象とした「認知症サポーター養成講座」が、地域包括支援センター、多田中学校区福祉委員の方々のご協力のもと開催されました。事前に準備していただいた冊子で学習を朝から行っていました。そしてその後は体育館でパワーポイントを使って認知症サポーターとは？」認知症を正しく理解する事、認知症の人や家族を温かい目で見守る人と、教えていただきました。そして、もし認知症の方に対応する場面があれば、３つのない「⓵おどろかせない②急がせない③自尊心（プライド）を傷つけない」を忘れないでくださいと教えていただきました。
　そのあとは、劇仕立てで日常生活の中で認知症の方に対する対応を見せていただきました。教員も役割をいただき劇に参加しました。劇中では認知症の方に出会ったときの正しい対応、そして中学生でもできる対応があることに、生徒は改めて気がついた時間でした。
       
     
    
 
　教室では体育館で学んだ事をもとにグループワークを行いました。劇を見てその場面に登場したお母さん、お父さん、おばあちゃんの気持ちを考えたり、自分が家族の一員だったりした時の気持ちや、認知症の方に出会ったときにどのような対応をすべきかを話し合いました。以前に参加させていただいた地域の福祉委員会で「地域の高齢者の方の現状などを中学生にも知ってほしい。」と地域の方が話されていたことを思い出しました。今日の経験が、地域の高齢者の方や認知症への理解が深まる機会となればと思いました。ご参加いただきました委員の方々ありがとうございました。