本校には、カウンセリングルーム1・2、相談室3・4があります。カウンセリングルーム1はスクールカウンセラーの先生が使用されるところ、同じく2は通級指導で使用されています。相談室3・4は、多くの先生が生徒との面談や相談場所として使われています。
私たちは自分の思いと異なる事象に出会った時、思い通りにならなった時に悩みを抱えます。順風満帆の時はだれも悩むことはないのです。人は誰しも自分が何より一番で、大切で、大事にしたいと思いがち、だから思いが叶わない時、心は悲しみ、悩み、時にはイライラして怒りの感情を吹き出してしまうのです。心が悲しいと言えば涙し、心が楽しいと言えば笑顔になるのです。いつまでたっても心の奴隷になっているのかもしれません。
自分の思いを人に聴いてもらうこと、それが相談なのかもしれません。解決策は見つからなくても思いを話せた、聴いてもらえたというだけで心はずいぶん軽くなるものです。相談室の壁に「ボクを動かすのはボク」と掲示されていました。悩みは一人で抱え込まず一歩踏み出してみる、そんなボクが自分の中に必ず一人はいるのです。
「喜びは人に話せば倍に、悲しみは聴いてもらえれば半分に」