長く改修工事で使用できなかったグランドが今日から使用できるようになりました。以前の高低差が目で見て取れるほどの凸凹はすっかりなくなり、誰が見ても水平均一なグランド面となりました。排水状態は今後雨が降ってみないとわかりませんが、改良されていると信じます。体育の授業や部活動で新しくなったグランドの感触が生徒の皆さんに伝わってくるでしょうか。楽しみですね。
モノは使えば擦り減っていくことは当然です。グランドもそのことを避けるわけにいかず、今回の工事となりました。私たちは誰しも生まれた時は裸ひとつ、なにも身につけていません。生きていくことは、多くの「モノ」を身につけ、利用することです。自分の体以外に「モノ」がなくては生きていけない存在です。だから大切にしなければならないのです。学校のグランドもその一つでです。「モノ」を単に無機質、無生物的な「モノ」と捉えることなく、そこに自分の心や人の心を感じるほど大切にできれば、モノにも心となるのでしょう。使うことがモノを生かすこと、そして自分が生かされていることになるのです。あなたには、愛用しているという「モノ」はありますか。
「これは 母の形見の品です」