緑台小学校の夏休み体験教室「茶道」に参加してきました。小学生が4日間、体験するものです。毎年、たくさんの小学生が参加する人気の教室です。最終日には自分の親を招き、お点前を披露します。多田中の茶道部員と顧問の先生がお手伝いとして協力参加しています。日頃の茶道の知識と技術を小学生に丁寧に教えるよい機会となっています。結構なお点前を頂戴し、ありがとうございました。
「茶道」には、決められた手順となる儀礼的な作法があります。なぜそのようにするのか、西洋的な合理的判断の教育を受けてきた者にとっては、そうする理由を求めたがり、その理由いかんによっては、意味のない行動は受け入れないといった選択をしがちです。茶碗をなぜ二回、右回しにするのか。理由を求めること自体が「道」から逸れることなのかもしれません。理由を求めることなく、ただ決められたとおりにし続ける、そうして意識することなく身体化できる、そのことが「道」に繋がっていくのだと思います。
見えるものだけがに価値があるとする合理的判断力に頼っている我々ですが、見えるものは見えないものに支えられ続けてきたという根本は忘れてはいけません。「~道」と名のつくものには、そのような何かがあるんだなと思いました。
「我見から離見」意味を調べてみよう。