川西市立多田中学校
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2017/06/17

「親になる日」

| by こうちょう
 本日、17日(土)はオープンスクールです。平日の授業参観では参加の少ないお父さんの姿が多くなりました。梅雨というのに素晴らしい青空で文字通りの”オープン”です。学校評議員会、部活懇談会も開かれます。
 子供であった自分が、いつの日か親と呼ばれる存在になっていた。これはかって、多くの人が経験してきたことであり、これから先も多くの人が経験していくことです。中学生の子どもたちも親になる日がやってくるのです。その時どんな親になるのでしょうか。「育てられたように 育てる」という言葉があります。今の自分は、親からの有形無形の関わりを通じて存在していて、親となって我が子と接するとき、無意識のうちに自分の親と同じように子に関わっているということです。こんな言葉もあります。「親は死んだ後も 子を育てる」私は昨年,母を看取りましたが、その後ふとした時に「母だったらこうするだろうな、こう言ってくれるだろうな」と思い返すことがよくあります。親になった自分でも母親にとっては子であり続けているのだと思いました。
 親という漢字は「立」っている「木」の傍で子どもを「見」るという意味があると遠い昔、教えられた記憶があり、なるほどなといつまでも覚えています。その漢字の意味するとおり、子どもから離れた所から見守っているのが親の立ち位置で、いざという時になれば寄り添い、支えることができるようにと、いうことなのでしょう。子どもにとっても、どこかで、いつでも見守られている安心感というものがあってこそ、自分で挑戦し、失敗しても次またやろうという自立への気持ちが湧いてくるのだろうと思います。この両者の距離感は年齢と共に離れたり近づいたりしますが、決して切れるべきものではありません。
 今日の参観は、どの保護者の方も離れた場所からそっと見守るように見ておられました。

 「親と子どもが一緒にいられる時間は限られている」 東井義雄
12:10