始業式、入学式からスタートした２８年度が過日の卒業式、本日の修了式をもって終わることになりました。「修了」修めることは、身につけることです。この一年で何が身についたのか、成長というプラスなのか、いい加減さというマイナスをこの身に修めたのか、一年という時の流れは粛々と前へ進みますが、私たち人は、同じようにはいきません。前へ、後ろへ、右へ、左へ、時としてその場に立ちすくんだままということもあります。どんな状態で終わりを迎えるかは、人それぞれです。
　しかし、終わることは、始まることと同義です。そして、始まらないと、始めないと事の終わりはやってきません。私たちが出会わないと、さよならできないのと同じです。終わりは、始まり。別れは、出会いです。二週間後には、新しい学年・クラスの出会いがスタートします。新たな始まりは、私たちに何かしらのエネルギーを与えてくれます。それらを活用しないわけにはいきません。

　「今が本番、今日が本番、今年こそが本番」