先週１５日4に行われた公立推薦、特色選抜、多部制一期の入試結果が届いています。試験の後には結果が出る、これは必然のことです。
　「結果を出す」「結果がすべて」という言われ方があります。結果とは、”実を結ぶ”、結んだ実”という意味で、ここで使われている結果は、良い結果という意味になります。一方で、「結果がすべてではない」「結果よりも過程が大切」などとも言われています。このように、この二つの言葉は、ダブルスタンダードとして用いられる場合が多いようです。社会に出るまでの学校という中では、後者の言い方が、社会人になってからは、前者の言い方が多く使われているように感じます。
　合格、不合格ということを、中学生のみんなはどう捉えているのでしょうか。頑張ったけれど、ダメだった、努力しなかったから、ダメだった、両者は同じ結果であっても中身は全く異なります。「結果がすべて」という言い方は、頑張ったけれど、ダメだった人が自分に向けた次の一歩を踏み出す、覚悟の言葉のように思います。あなたは、過程と結果をどう捉えますか。

　「夢は叶わなかったけれど、夢に近づくことはできた」