4校時の5年1組は図工室での授業。木の板の表面に色鮮やかな絵が描かれています。その下の方には小さく区切られた四角形がいくつか並んでいます。図工室の奥の方に目をやると、電動糸のこぎりで作業している児童が何人か見られます。よく見ると1センチ四方の角材をいくつかの長さに切っています。
これは手作りのコリントゲーム(スマートボールの一種)台。傾斜をつけたボードの右側から発射したビー玉が、ころころ転がって最後には区切られたいくつかのコーナーに入っていきます。それぞれ区切られたコーナーには「10点」や「100点」などの数字が書き込まれています。出来上がるとなかなか楽しそうです。
ボードに書かれた絵がとてもカラフルで見ているだけでも面白そうです。それぞれの子どもたちが書いている絵がその子の個性をよく表していて、男子の何人かはバスケットボールや野球などのスポーツを描いています。女子はかわいい花柄やキャラクターなど、細かいところまで丁寧に仕上げられています。
それぞれの長さの角材が各コーナーを区分けしていますが、中にはコーナーの数が多くて、ビー玉が入るのはなかなか難しそうなものも…。これから金づちや錐(きり)・電動糸のこぎりなどを使って、ボールのコースを変化させます。自分の頭に思い描いているものを形にするのは、それはそれなりに難しいものですが、でも出来上がったものからまた新しい連想も生まれていく、それも図工の楽しみです。
今年は作品展。子どもたちが個性を大切にしながら自由にのびのび創った作品を少しずつ積み重ねて展示。一年間の成果をしっかり発表できるよう、今からコツコツ取り組んでいきます。