4校時の2年1組は教室での図画工作の授業。何やらいろいろなものを画用紙に貼って、立体的な絵画を制作中のようです。低学年の図画工作は作成しながらどんどん子どもたちのイメージが広がっていくのが特徴。今日もクラスの友だちと話したり、一人でぶつぶつ何やらつぶやきながらの制作。共通しているのはどの子どもたちも夢中になって、絵画制作に没頭しているところです。
画用紙に脱脂綿を貼るだけでなく、その脱脂綿の色付けにも子どもたち一人一人の工夫が見られます。一人の児童は「この色にはチョークの粉を混ぜてんねんで。」と重大な秘密をそっと耳打ちしてくれていました。授業補助で学級担任と一緒に指導している図画工作の専科の先生が、「子どもたちがこちらの想像もつかない使い方で絵を制作するので、本当に驚かされます。」としみじみ話していたのが印象的でした。
「子どもたちを授業に集中させることより、夢中にさせることが大事。」とある研究会で講師の先生が話していたのを思い出します。子どもたちが周囲を必要以上に意識せずに、自分の持っている個性を大事にしていけるような、そんな授業が一つの理想ですね。