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2020/01/20
校内研究発表会
| by
校長
今日は、午後から校内研究発表会を行いました。本校の研修テーマは、「生徒の深い学びを導く授業と、自尊感情を高める学級集団づくり」で、今年は道徳の授業づくり・評価についての研修と、小集団や言語活動を多く取り入れた授業展開について教師全員が研究授業を行い教科研修会を行ってきました。その成果を発表する研修会で、今日は英語科・数学科・保健体育科の教師が研究授業を行い、教師が3グループに分かれて参観しました。
英語科の1年生の授業は、生徒が自分で選んだ写真を説明するために作成したスピーチ原稿を使って、ペアになって話し手と聞き手に分かれて交代でスピーチを行い、アドバイスシートに記入しながら相手に伝え、ペアを交代していきました。生徒たちは、楽しみながら生き生きとスピーチできていたと思います。
数学科の2年生の授業は、単元「確率」の導入で、教科書にある「モンティ・ホール問題」に取り組みました。これは賞品あてゲームで、3つのドアの1つのドアの後ろに賞品があり、残りの2つははずれで、挑戦者は1つ選び、残る2つのドアのうち、はずれのドアを1つ開けて見せた時、ドアの選択を変えない時と変えた時のどちらが正解しやすいかを実験するものです。2人1組で交代しながら「変えない時」「変える時」それぞえ10回ずつ行い、実にゲーム感覚で楽しそうにやっていました。結果を集計し、「変える」方が当たりやすくなるのはなぜかという学習課題を設定し、考え、グループで話し合った結果を発表し、説明していきました。
保健体育科の2年生女子は「走り幅跳び」です。今日は高く跳ぶことを意識し、腕を前に振って上体を前に倒すことができるようにすることが目標で、かがみ跳びの練習をした後、セーフティーマットでの練習を入れながら空間動作と着地を意識して砂場で跳ぶ練習を何度もしました。鉄棒にボールを備え付けてボール(上)を見ながら跳ぶように工夫もされていました。「怖い」「痛い」と苦手意識を持つ生徒もいますが、段階を踏みながら頑張ってチャレンジし、アドバイスや砂場の整地も交代でしながら取り組めていました。
授業後は、3つの分科会に分かれて、参観教師・授業者が3色の付箋(青:良かった点・工夫している所、黄:問題点・疑問、赤:改善策・助言)に記入した意見を指導案に貼りつけながら述べていき、授業づくりについて協議するKJ法で授業研究を行いました。この方法は、教師が、教科を越えて、主体的に、組織的に授業研究を行う有効な方法です。全体会では、分科会の報告と昨年度も来ていただいた甲南女子大学人間科学部教授の村川雅弘教授から、授業の指導助言と、「資質・能力の育成を目指す授業をどう計画し展開するか」という題で講演していただきました。今日の研修で学んだことをこれからの授業実践に活かしていきたいと思います。
18:33
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