明峰中学校の生徒玄関の靴箱は、普段から上履きや運動靴がきれいに揃えて入れられています。「形が整えば心が整う」風紀委員会が呼びかけて、はきものをきちんと揃えて入れることが習慣になっている生徒も多く、出来ていない人がいたら揃えている生徒や先生がいます。だから、いつ見ても気持ちよく美しく、来校された保護者の方も感心されてアンケートに書かれていました。今週は、風紀委員会が学期に一度行う「靴箱美化強化週間」で風紀委員長が毎日点検していますが、普段からきちんとできていることが立派だと思います。
以前にも紹介しましたが、次のような詩があります。
「はきものをそろえる」
はきものをそろえると心もそろう
心がそろうとはきものもそろう
ぬぐときにそろえておくと
はくときに心がみだれない
だれかがみだしておいたら
だまってそろえておいてあげよう
そうすればきっと
世界中の人も心もそろうでしょう
この詩は、長野市の曹洞宗円福寺住職であった藤本幸邦さんが書かれたもので、禅宗の教え「脚下照顧」(自分の足元をしっかりと見つめよう)という教えにもとづいて書かれています。「はきものをそろえる」ということはまずは「自らの足元をよく見つめましょう」という奥の深いものであるとおっしゃっています。家に入る時に靴を揃えられたり、トイレのスリッパを揃えることができるマナーや心遣いは、自分のことだけでなく人のことを思いやる気持ちの表れではないでしょうか。掃除に真面目に取り組み、靴箱も美しい明峰中学校の良き伝統を続けていってほしいと思います。
< 美化強化週間ではない普段の日の靴箱です >