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2022/12/17

鉱山図屏風展が始まります

Tweet ThisSend to Facebook | by 郷土館HP管理者
 明日18日(日)から鉱山図屏風展が始まります。江戸時代から昭和の初めまで銅の製錬を生業とされていた平安家に伝わる、鉱山を題材にした六曲一双の立派な屏風を、毎年この時期に平安邸の主屋座敷で公開しています。

井原西鶴の『日本永代蔵』には、婚礼の品として多田銀銅山の屏風を持たせたという話が載せられており、江戸時代に広まった題材のようです。ただし、平安家が多田銀銅山を描いたオリジナル品を発注したものか、一般的な鉱山を描いた既製品を購入したものかは定かではありません。

屏風絵には、鉱山で働く人たち(間歩(坑道)に入っていく鉱夫、掘り出された鉱石を選ぶ作業を行う女性、指図する役人)

鉱石などを運ぶ牛馬、鉱石を焼く焼窯、屋根に煙出しがついた吹屋での製錬の様子、カラミ(滓の鉱石)を谷に捨てる様子、製錬によって草木が生えなくなった山の様子など、とても細かく丁寧に描かれています。じっくりご覧になってください。
 
鉱山図屏風展は、須磨張り子展、写真展「マクロの世界in笹部」とともに1月22日(日)まで公開しています。
来年1月13日(金)には、教育委員会文化財担当職員による講座「多田銀銅山と平安製錬所」を開催します。定員20名で、1月5日(木)午前10時より電話申込になっています。屏風を見学する時間もあります。ご興味のある方はぜひご参加ください。

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