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2022/10/16

特別企画展「創」を終えて

Tweet ThisSend to Facebook | by 郷土館HP管理者
 9月10日から始まった秋の特別企画展「創~三人の作家が織りなす創造の世特にが10月10日に終了しました。期間中800名ものお客さんが来館されました。本当にありがとうございました。
 10月に入って新聞に掲載されたり、来館された方の口コミが広がってたくさん来られるようになり、8日(土)の「阪神地域オープンミュージアム」(無料開放)には176名もの方が来られました。3人の作家の皆さんもお越しになって説明をされたり、質問に答えられ、無料きり絵教室も行われました。


〇「あ・そ・ぼ!」~三浦孝裕 木の抱き人形展~
 堺市在住の三浦さんが、木彫りで作られ、首や腕、足が動いて、様々な表情や仕草が表現される、11体の素朴な子どもたちの遊ぶ姿。手縫いの木綿の着物、麻のひもで作られた草履、平安邸を吹き抜ける風に揺れる赤とんぼ。お客さんは、三浦さんが人形を動かしながら楽しく語られるお話しに引き込まれ、感心されながら見入っておられました。三浦さんがご病気でしんどい思いをされ、様々な葛藤を乗り越えて人形を作られた思いを、子どもたちの純粋無垢な姿を通して伝えられていました。




〇「ほがらほがら展」~林温恵 新聞紙で作った草花の貼り絵展~
 たくさんのお客さんが「これ本当に新聞紙ですか?」「色を塗ってないんですか?」と驚かれていました。箕面市在住の林さんが介護生活の中で始められた新聞紙の貼り絵。収集された新聞紙の色の部分を細かくはさみで切ってのり付けされ、ピンセットを使って貼り付けて作っていく繊細な作業、美しい色使いの草花の貼り絵。そしてそれぞれの花に添えられた林のさん自作の詩が心に響いてきますと、皆さんとても感動されていました。




〇「ひょうごきり絵探訪展」~前田尋 きり絵展~

 堺市在住の前田さんは、昨年夏、郷土館で旧平賀邸をスケッチされきり絵を作られ、神戸新聞に連載中の「ひょうごきり絵探訪」に発表されました。ふるさとの兵庫県各地を訪れ、歩いてまわり、土地の人と話し、調べられて、自然の風景や土地の暮らしを、繊細に切られた黒紙と美しい色和紙で表現されたきり絵の原画の数々。きり絵教室では、ハロウィーンなどのきり絵を用意され、丁寧に指導されて、大人の方も子どもたちも喜ばれ、好評でした。





 三人の作家さんには素晴らしい作品を提供していただき、心から感謝申し上げます。お客さんの感想には「毎年この企画展は見応えがあるので楽しみにしています」「今年も感動しました。来て良かった」「閉じこもりがちな日々でしたが、思い切って来ました。気持ちがほっこりしました」という感想もありました。来年もいい企画展ができればと思っています。ぜひお越しください。
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