2018年11月、2019年3月に郷土館に通い続けて水彩画を描かれていた吉岡充さん(神戸市長田区在住)の水彩画展「移りゆくまちの歴史を描き遺す」が本日3月1日から始まりました。
吉岡さんは、27年前の阪神淡路大震災の後、神戸の被災地を回られ、震災で壊れずに残った建物や修復された建造物などを、時間をかけて記録するような気持ちで描くうち、人々の営みや歴史が刻まれた古い建造物を描き遺すことをライフワークにしようと思われました。
郷土館の旧平賀邸や旧平安邸、多田神社、満願寺、中山寺、門戸厄神、甲子園球場、明石の魚の棚商店街などなど、阪神や神戸、播磨の古いまちなみや建造物を、すべて現場に通って仕上げられた精緻な鉛筆画に、水彩の優しく柔らかな色彩を施した20点の作品を展示しています。
準備ができた2月26日(土)27日(日)に来られたお客様も、なじみのある建物や風景をご覧になり、吉岡
さんのお話に耳を傾けながらその精緻さと美しさに見入っておられました。新聞社2社の取材もありました。
作品が収められている画集「播磨と神戸と阪神と」(236作品)もありますのでご覧ください。