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2020/12/11
明日12日から「須磨張り子展」「鉱山図屏風展」開催
| by
郷土館HP管理者
明日12月12日(土)(当初は5日)から1月24日(日)まで、旧平安邸母屋座敷と蔵展示室で「須磨張り子展」「鉱山図屏風展」を開催します。
「張り子」は、粘土で作った型に和紙を張り重ね、型抜きをして、彩色して作る郷土玩具で、和紙の特性を生かした伝統工芸です。「須磨張り子」は、神戸市の須磨にお住いの吉岡武徳さんが、張り子に魅せられて、1984年から自宅で作り始められた「創作張り子」です。
郷土館では、吉岡さんがこれまでに制作されてきた様々な種類の、とてもたくさんの張り子をお借りして展示しています。やわらかな曲線で形作られた、ほっこり、かわいい「須磨張り子」の数々をご覧いただくと、きっと心がほっとして温かな気持ちになるのではないでしょうか。また、今年は武徳さんの妻治子
さんが制作された、張り子を作る過程を表現した版画「紙から生まれた桃太郎」を14枚、座敷に展示しています。ぜひご覧になってください。
<展示する張り子一覧>
招き猫 来年の干支の牛 牛面 十二支 十二支面 神戸だるま アマビエ クリスマス 節分 おひなさん 五月人形 すもう 異人さん 文明開化 ダンス 花売り娘 オーケストラ
また、「
鉱山図屏風」は江戸時代のものと思われますが、昭和の初めまで多田銀銅山最後の銅の製錬場を営まれていた平安家に伝わる六曲一双の屏風です。平安家が多田銀銅山を描いたオリジナル品を発注したものか、一般的な鉱山を描いた既製品を購入したものかは定かではありませんが、屏風絵からは鉱山での採掘や製錬場のようす、働く多くの人々のようすが伝わってきます。じっくりご覧になってください。
11:50 |
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