1年生発育測定
今日は1、2年生の発育測定の日です。9月に測定してから約4カ月半が過ぎ、この間の変化をみるものです。
保健室での測定が始まります。
① 保健の先生から測定順序の説明があります。
② 担任の先生が正確に測っていきます。
1年1組
1年2組
1年3組
1年生の子どもたちは保健の先生の話をしっかりと聞き、約束事やマナーを守って静かに測定していました。子ども達の身長、体重といった外見の成長だけではなく、こんなに行儀よくできる内面の成長を見ることができ、とても嬉しい気持ちで一日のスタートを切ることができました。
朝食について考える
子どもたちは一日一日、日々の生活を通して身も心も大きく育っています。保護者の皆様、お子様の成長をお喜び申し上げます。
そこで、「健全な発育にはバランスの良い適切な栄養補給が必要」について考えたいと思います。ぜひこの機会に好き嫌いがもたらす影響について話をしていただければありがたく存じます。
一例として、朝食にケーキやジュースといった糖分の多いものを多くとった場合についての体の作用について話します。
(講演「すごい弁当力!~人と自分を大切にする食~」
佐藤 剛史先生 より)
① 糖分を多く取り入れると血糖値が上がります。必要以上に取り入れると体が危険を察知し、血糖値を下げるためにインシュリンが多量に出されます。
② 糖分が下がると体がけだるく、動くことがしんどくなります。
③ 体を動かそうと必死になるとアドレナリンというホルモンが働きインシュリンを抑えます。
④ 体はアドレナリンの攻撃的な働きで、落ち着いて物事を考えることや、じっとしていることが苦痛になります。動き回りたくなります。
⑤ お昼前には腹ペコ状態になり、やる気が起こらなくなります。
・朝食に糖分を多くとって学校に来ると、1、2時間目に②の 状態が起こります。 ・先生に注意されそれではいけないと思い、体は3、4時間目 には④の状態になります。 ・ 友達とトラブルを起こしやすい状態になります。 |
この反応は、人が生きていくために必要なしくみで、素晴らしい仕組みです。昔のように貧困で食べ物がなかった時代には糖分の取り方は考えなくてもよかったことかもしれませんが、現在は食べ物が豊富で豊かな時代であるがゆえに考えないわけにはいかないということです。この仕組みが学習活動に及ぼす影響が大きいことはしっかりと理解しておくことが大切です。
朝食が及ぼす影響についての例をあげましたが、一度、食事の栄養バランスや好き嫌いについてお子様と考えていただければありがたく存じます。
また、食事に欠かせない「歯の健康」についても話をしていただければありがたく存じます。どうぞよろしくおねがいいたします。