地震を想定した 避難訓練!
1・17 地震避難訓練を行いました。
① 9:45 地震発生を想定
・校内放送:「緊急放送。ただいま大きな地震が発生してい
ます。クラスの先生の指示に従って次の放送を待ちましょ
う。」
・職員室に居る教職員は校舎等の破損状況を確認する。
・職員室に戻り、破損状況を報告する。
② 9: 校舎等の破損個所はないことを想定
・校内放送:「緊急放送。校舎等の破損個所はありません。」
なお「大きな揺れは治まりましたが、余震の恐れがありま
す。」「児童のみなさんは先生の指示に従って避難してくだ
さい。」
③ 9: 避難完了 (人数点呼→人員報告→待機)
4分05秒でした
④ 10:00 講評
・担当の先生から「お」「か」「し」「も」の4文字にかけて避難す
る時の注意事項の話と、
防災グッズの話しがありました。
「お」押さない
「か」駆けない
「し」しゃべらない
「も」戻らない
この話は子ども達に定着しているようで、よく覚えていました。
次に大橋先生が実際に準備されている「防災グッズ」を紹介しました。
① カロリーメイト
② 栄養ドリンク(3本)
③ ツナ缶(3個)
④ 懐中電灯
⑤ 簡易トイレ
⑥ 水
⑦ お金(10円は必ず入れておく)
⑧ 軍手、マスク、ティッシュ
⑨ スニーカーはいつでもはけるようにしておく
「防災グッズはとても大切なもので、日ごろから鞄に詰めて、いざというときにはいつでも持ち出せるようにしておくことが大切です。あれもこれもと欲張っても鞄に入る量には限りがあります。命をつなぐために最も必要なものを精選して鞄に詰めておくようにしてください。『備えあれば憂いなし』・・・」という話で終わりました。子どもたちは「防災グッズに選択しておくべきもの」は理解していますが、いざ鞄に詰めるとなると何を入れるか、迷うことが何点かあったようでした。
私からは、「黙とうをささげよう」と伝え、全員で6434人の冥福をお祈りし、訓練と集会を終了しました。
保護者の皆様
阪神淡路大震災(兵庫県南部地震:平成7年1月17日AM5時46分発生 震度7)が起こって22年が経ちます。この地震により家屋はもちろんのこと、ビルや道路、線路、水道管、ガス管、電線等あらゆるものが破壊され、たくさんの命が奪われました。しかし、被災された人たちは悲しさに負けず頑張りました。食材を持ち寄り炊き出しをし、助け合いの心をもって避難所生活を続けました。すごいと思いました。(当時、お金をいくら持っていても何の役にも立たず、生きるために必要な衣・食・住は原始的な方法を取らざるを得ませんでした。)
そのような中で、私たちは震災から「助け合いの心」を学びました。兵庫県道徳副読本:明日に生きるが発行され、語り継ぐ兵庫の教育を進めてきました。
あれから22年、あの災害の記憶はどんどんと薄れていきます。震災で学んだことは風化していきます。
今、無残に命を奪われた6434人に代わって、残された私たちは阪神淡路大震災から学んだ「助け合いの心」「ボランティア精神」を風化させず、語り継いでいくことが使命だと考えています。学校では、今日の訓練を生かし安全に気を付けながら教育活動を進めますが、ご家庭におかれましても地震等災害時の避難について、今一度子ども達と一緒に考えていただければありがたく存じます。よろしくお願いいたします。