2月3日(金)の5時間目、道徳の授業研修会を行いました。本授業では、教科書「はしのうえのおおかみ」を読み、意地悪した時の「いい気持」と親切にした時の「いい気持ち」を対比し、親切にすることは、相手だけでなく自分も良い気持ちになって心が温かくなることに気づき、自分も人のために思いやりのある親切な行いをしようとする道徳的実践意欲と態度を育てることを目的として学習を進めました。子どもたちが学習する姿を観るとき、また、授業の組み立てを観るとき、以下のようなことを視点におき参観します。
親切にすると相手だけでなく自分も良い気持ちになり、心が温まることに気付いているか(道徳的価値の理解)
これまでの経験を想起したり、相手のことを考えて接したりしているか考えたりして、自分を見つめているか(自己を見つめる)
人の発表を聴いて自分とくらべたりして、だれに対しても親切にすることのよさについて考えているか(多面的多角的な考え)
自分にも人に親切にしたいと思う心があることに気づき、これからどのように接していきたいかを考えている(自己の生き方)
このように、文字で書くとすこし大げさですが、道徳では、子どもたちがその学習において、いかに考えたか(心の変容)を積極的に受け止め、道徳的価値の理解を自分自身とのかかわりの中でいかに深めているかということを大切にして進めています。
授業では、子どもたちから
「親切にすると喜んでくれるから人のために何かできた気がしてうれしくなる」とか
「誰かの役に立てるのはうれしいから、自分も親切にしたい」とか
「みんなが笑顔になるから自分も気持ちいい」とかの意見が聞かれました。