本日、本校に川西市・猪名川町・三田市の小学校に勤務されている２年目の先生方（２０名）が集まられて研修会が開催され、３校時には本校の村上先生が２年目の先生を代表して算数の授業をされました。村上先生もクラスの子ども達も、少し緊張していたように感じましたが、先生の優しくて誠実な人柄と子ども達の素直さと一生懸命さが伝わってくる授業でした。
私は、前任校である新任の先生が、日々悪戦苦闘しながら必死に頑張っておられる姿を見て、星野富弘さんの「辛いという字がある。もう少しで、幸せになれそうな字である」という言葉を贈つたことがあります。教師の仕事は、基本的には新任でもベテランの先生と同じ内容の仕事をしなければなりませんが、ベテランの先生と比較すると力量が劣っていて当然です。しかし、私が新任の頃には「若い」という長所だけで、多少の未熟さは認めてもらえる「許容範囲」が広かったと思いますが、近年は、次第にその「許容範囲」が狭くなっていると感じます。
本日の研修を受けられた先生方も、これからの数年はまだまだ「辛い」事も多いと思いますが、その「辛さ」は必ず「幸せ」に変わっていきます。そして、その「仕事が幸せ」と感じられるのが、子どもとかかわれる私達教師の特権だと思います。
本日の研修を受けられ先生方の今後のご活躍を祈念しています。